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【天気は基本が変わる?】最近の気象はやっぱり違う?【先日の進路について考える】

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  なんだかんだで夏休みも終わり、新しい学期が始まりましたね。 台風や線状降水帯が各地で猛威を振るう中、学校で天気を教える立場として「基本的なことはもちろん大事だけど、もう今の気象は昔の知識や教科書通りだけじゃ太刀打ちできないな……」と痛感する日々です。もちろん、夏の小笠原気団とか冬のシベリア気団みたいな基礎はマストなんですけど、中学生に「これで全部理解できるよ!」と言い切るには、なかなかハードルが高い気候になってきました。 例えば、先日の沖縄を揺るがした 2026 年台風 24 号(クロヴァン)。 https://weathernews.jp/onebox/typhoon/2026/24/ これがまた、とんでもなく異常な進路をたどったんですよね。 気になって AI に「いったい何が起きたの?」と聞いてみたところ、こんなお返事が返ってきました。 1. なぜ「異常な進路(迷走)」をしたの?   台風は自分で動いているのではなく、周囲の風(風の川)に流されて移動します。しかし今回は、 ●周りの風が弱くて流されなかった: 夏の終わり頃、台風を押し出すはずの「偏西風」はまだはるか北。沖縄付近は「流れのほとんどない川の淀み」状態に。 ●秋雨前線との引っ張り合い: 動かす風がないうえに、近くにあった秋雨前線や別の空気の渦と引っ張り合いっこをしてしまい、北に進んだかと思えば西へ押し戻され、南に下りながらクルッと円を描く「ループ」状態に。 2. なぜ海上にずっといたのに消滅したの? 「台風は暖かい海のエネルギーを吸って大きくなる」のは鉄則ですが、海上にいたのに温帯低気圧に変わってしまったのは、「邪魔」が入ったからです。 ●冷たい空気との混戦: 同じ場所でウロウロしているうちに、北から秋雨前線の「冷たくて乾いた空気」がどんどん流入。 ●パワーバランスの崩壊: 南の温かい空気が大好きだった台風なのに、冷たい空気を吸い込んでしまったせいで構造が崩壊。熱帯のエネルギーで維持していた「台風」から、温度差をエネルギーにする「温帯低気圧」へと性質が変わってしまったため、海の上のままでもお天気手帳の上では「消滅」扱いになりました。   まとめると: まわりに吹き飛ばす強い風がなくて「身動きが取れず迷子」になり、その場でウロウロしているうちに北から「冷たい空気...

【謝罪】夏休みの目標が「蒸発」しました【皆さんはどう過ごされましたか?】

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  みなさん、こんにちは!久々のブログ更新です。 突然ですが、まずは謹んでお詫び申し上げます。 夏休みが始まる前、私は大きな野望を抱いておりました。 「毎日ブログを更新するぞ!」 「 8 月末までにサイトを全面更新して、全単元のプリント PDF をアップロードするぞ!」 ……はい。人間というものは「慣性の法則」に従う生き物です。一度止まった物体は、外部から強い力を加えられない限り、そのまま停止し続けます。私の夏休みの計画も、見事なまでに状態変化(計画の蒸発)を起こしてしまいました。   「〇〇の講習を 2 つ受けてください!」「校内研修やります!」「生徒がいない間に教室の備品整理を…」などなど、校内の諸々のタスクという巨大な外力が次々と働き、気づけば夏休みが終了していました。時の流れの速さはまさに光速。あっという間の出来事です。   とはいえ、家族サービスという重要な熱力学運動は怠りませんでした。子どもの自由研究に付き合ったり、家族旅行でリフレッシュしたりと、個人的には非常に充実した(エントロピーの高い)夏休みを過ごすことができました。   ◎ 今夏のホームページ更新成果 「結局、プリントはどこまで進んだの?」という声が聞こえてきそうですが、何とか以下の単元だけは更新を完了させました! ・ 1 年 エネルギー(音) ・ 1 年 エネルギー(力) ・ 2 年 生物(ヒトの体) ・ 2 年 生物(ヒトの反応)   自分を褒めてあげたい気持ちと、「これだけ…?」という反省が半々です。大変でしたが、少しずつ着実に蓄積(位置エネルギーの蓄積)はできています!   ◎ 今後の優先更新スケジュール 今後の更新予定は以下のロードマップで進めていきます。 ・ 3 年 エネルギー(全単元) 基本ベースはできているので、授業の流れに沿ってスムーズに公開できそうです! ・ 2 年 エネルギー(全単元) ・ 1 年 地球(全単元) ・ 2 年 地球(全単元) ここが最大の難所(巨大なエネルギー障壁)。 プリントが未整理のうえ、授業数が膨大です。焦らずコツコツ分解(化学変化)していきます。     ◎ 先...

【こうするのがよいのかな?】評価の割合どうしてますか?【悩むよね、何で評価するのか?】

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  今回は、多くの先生が毎年頭を悩ませる「評価の割合(配点)」について、我が校の「定期テスト年3回」のケースを例に考えてみました。  私の評価の基本スタンスは、 ➀「定期テスト一発勝負にせず、日頃の多角的な頑張りを評価すること」 。 ➁テストも大事だが、理科として身に着けるべき、レポートの書き方や、実験観察の技能を評価すること ➂主体的に学ばせるために、振り返りや単元レポートも評価すること 以上の3つが基本です。 ※もちろん「3つの観点(知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学ぶ態度)のウェイトを、すべて均等(1:1:1)にすること」が基本だと思っています。 具体的な配点バランスは、以下のように設計しています。 ◎ 評価の配点バランス一覧表 評価対象 知識・技能 思考・判断・表現 主体的に学ぶ態度 備考・具体的な内容 定期テスト① 50 50 — 定期テスト② 50 50 — 定期テスト③ 50 50 — 定期テスト合計300点 実技・小テスト 60 30 — 顕微鏡、回路、ガスバーナーなど 実験・観察レポート 30 60 — 評価基準(A〜C)を点数化 単元レポート — — 120 自分の考えをまとめるシート 提出課題(ワーク等) — — 60 取組内容や振り返りシートの評価 振り返りレポート — — 60 テストへの取組や生活との関連 【合計】 240 240 240 総計:720点満点 ○各評価項目の狙いとこだわり 定期テスト(計300点分) 各回「知識50点・思考50点」の100点満点。全体の約4割というウエイトですが、多角的な評価をするにはこれくらいがベストだと考えています。 実技テスト・小テスト(知識60点/思考30点) 理科ならではの顕微鏡やガスバーナーの操作、岩石並べなどをここで評価します。また、小テストをこまめに行うことで、定期テストの範囲が広くなりすぎて生徒がパンクするのを防ぐ狙いもあります。 実験・観察レポート(知識30点/思考60点) 毎回のレポートにA・B・Cをつけ、テスト前後に「AAAAAなら20点」「AABBAなら18点」のように点数化して集計しています。 一番悩む「主体的に学ぶ態度」(計240点分) 観点①・②とバランスをとるために配分が大きめ(全体の3分の1)になっています。 単元レポート(120点): 単元の中で自分の考...

【とりま作ってみた】全単元コンプリート!中学校理科「指導と評価の計画」をすべて公開します!【自分の過去を振り返っても見たよ】

前回、こちらの記事【若手教員応援企画】単元を見通した理科の授業準備( https://kant-science.blogspot.com/2026/06/blog-post_792.html )で、「指導と評価の計画(目的・目標・身に付けるべき科学的な力の整理)」を作って授業を組み立てていた、というお話をしました。 実はその後、ちょっとしたキッカケがありまして……。 たまたま現場で新規採用(初任者)を担当されている先生と「授業づくり」についてお話しする機会があったんです。その際、「私、昔こんな感じでやってたんですよ〜」と、自分のホームページに載せていた計画表の一部を印刷してお渡ししたところ、 「えっ、これめちゃくちゃ良いじゃん!!」 と大絶賛していただきまして(笑)。 調子に乗った私は、その場でつい「よければ全単元、時間があるときに作ってお渡ししますね!」なーんて言ってしまったのです……。 はい、言ったからには二言はありません(笑)。 有言実行、全学年・全単元の「指導と評価の計画」を気合で完成させました!! 授業準備に追われる若手の先生はもちろん、自分の授業にスパイスを加えたい先生、初任者のいる学校でアドバイスを送りたい先生方も、ぜひ現場の状況に合わせて時数などをアレンジしながら、自由に使い倒してください! 【学年別】指導と評価の計画 リンク一覧 各単元のタイトルをクリックすると、それぞれの指導計画(googledriveリンク)に飛びます。 【1年生:科学のトビラを開く】 ◎エネルギー(物理)   * [ 【第1章】光による現象 ]    * [ 【第2章】音による現象 ]   * [ 【第3章】力による現象 ] ◎物質(化学)   * [ 【第1章】いろいろな物質とその性質 ]    * [ 【第2章】いろいろな気体とその性質 ]    * [ 【第3章】水溶液の性質 ]   * [ 【第4章】物質の変化とその姿 ] ◎生命(生物)   * [ 【第0章】色々な生物とその共通点]     * [ 【第1章】植物の特徴と分類 ]   * [ 【第2章】動物の特徴と分類 ]  ◎地球(地学)   * [ 【第1...

【若手教員応援企画】単元を見通した理科の授業準備【こんなことしてました】

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   6月になり、若手の先生方は、ぐたっと以下の動物たちみたいになる時期かと思います。 (先日訪れた動物園での一コマ。動物たちもお疲れのようです。)  私がこれまで理科の授業を作ってきた中で、大切にしていた「単元全体を見通した準備のステップ」をまとめました。これを持っておくと、授業のブレがなくなり、準備の効率もグッと上がります。ぜひ参考にしてみてください。 授業準備の 4 ステップ STEP 1 :ゴール(単元の出口)の確認 まずは「その単元で、最終的に生徒が何ができれば OK なのか」という大枠を捉えます。 ① 学習指導要領の確認(すべての土台) 1 時間の枠ではなく、単元全体で身に付けさせるべき力を理解します。 例: 1 年(生命)=分類ができる、 2 年(物質)=化学反応を理解し化学式で表せる、 3 年(地球)=視点を変えて天体の動きと地球の関係を説明できる ② 教科書のストーリーを読み解く 指導要領を踏まえ、いま手元にある教科書が「その章をどのような流れで理解させようとしているか」という著者の意図を考えます。 STEP 2 :評価の設計と時間配分 ゴールを決めたら、次は「どこで、何を、どう評価するか」を逆算して 1 章分の時間を割り振ります。 ① 「三観点」の評価ポイントを決める 「知識・技能」 :グラフ作成、顕微鏡の操作、小テストなど 「思考・判断・表現」 :実験の考察、分類前の仮説設定など 「主体的に学習に取り組む態度」 :調べ学習のレポート、班での話し合い活動など ② 単元全体のタイムライン(時間配分)を決める メリハリを意識して全体のコマ数を算出します。 例:「ここは探究的にやりたいから【仮説 1 コマ・実験 1 コマ・まとめ 1 コマ】使おう」「ここは実験が難しいから、説明でしっかり 1 コマ使おう」➡ 合計 14 時間 + レポート作成 1 時間 + 小テスト 1 時間 = 計 16 時間 STEP 3 :各時間の「課題設定」と「プリント作成」 ここで初めて、日々の 1 時間ごとの具体的な中身に落とし込みます。 ① 問い(課題)と目標の明確化 生徒が「おや?」と疑問を持ったり、思わず友達と話...

【研修共有】これからの学校、これからの「私たち」【こんな研修してきたよ】

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  先日、同じ立場の役職の大きな研修会があり、そのまとめです。 ある種、自己啓発的な内容が多いのですが、誰が聞いても通じるものがあると思うので掲載します。 何百人といる中で、座先にポツンと一人、隣の人と強制的に会話をしないといけない状況に追い込まれ、コミュ障の私にとって苦痛でしたが、頑張りました(笑) ~子どもたちが自分で判断する時代に、私たちが大切にしたいこと~ 1. まず、私たち自身を大切にすることから始めよう 「教員の自己肯定感がなければ、生徒の自己肯定感があるわけがない」 日々の忙しさの中で、つい自分のことは後回しになっていませんか? 子どもたちを輝かせるための第一歩は、私たち教師自身が「ここで頑張れている」「同僚に認められている」と自己肯定感を持てることです。お互いを認め合い、支え合える職員室を、まずは一緒に作っていきましょう。 2. いま、学校と教師に求められていること ① 学校教育目標を「授業」につなぐ スマホを誰もが持ち、自分で判断することが求められる時代です。だからこそ、学校の教育目標を正しく理解し、現状を客観的に分析した上で、日々の「教育課程(カリキュラム)」、そして「日々の授業」へとつなぎましょう。私たちはやっぱり、「授業で勝負できるプロ」でありたいものです。 ② 教師の「 4 つの新しい姿」を意識する これからの教師は、単に「教える」だけ存在ではありません。目の前の子どもや場面に応じて、次の 4 つの役割を意識的に使い分けてみませんか? ・インストラクター(教える・伝える) ・ファシリテーター(子どもの考えを引き出す) ・メンター(寄り添い、背中を押す) ・ジェネレーター(子どもと共に、新しいワクワクを動かす) 3. 明日からの実践のための 3 つのキーワード 多忙な毎日ですが、次の 3 つの視点を日常の意識に少しだけ取り入れてみましょう。 キーワード①:「 CA (ふり返りと改善)」を大切にする PDCA 計画( P )や実行( D )だけで終わらせず、「チェック( C :ふり返り)」と「アクション( A :改善)」を大切に。やりっぱなしにしない日常の小さな工夫が、よりよい学びに繋がります。 キーワード②: 3 つの「観る」で視野を広げる 目の前のことだけに追われそ...