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【若手教員応援企画】単元を見通した理科の授業準備【こんなことしてました】

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   6月になり、若手の先生方は、ぐたっと以下の動物たちみたいになる時期かと思います。 (先日訪れた動物園での一コマ。動物たちもお疲れのようです。)  私がこれまで理科の授業を作ってきた中で、大切にしていた「単元全体を見通した準備のステップ」をまとめました。これを持っておくと、授業のブレがなくなり、準備の効率もグッと上がります。ぜひ参考にしてみてください。 授業準備の 4 ステップ STEP 1 :ゴール(単元の出口)の確認 まずは「その単元で、最終的に生徒が何ができれば OK なのか」という大枠を捉えます。 ① 学習指導要領の確認(すべての土台) 1 時間の枠ではなく、単元全体で身に付けさせるべき力を理解します。 例: 1 年(生命)=分類ができる、 2 年(物質)=化学反応を理解し化学式で表せる、 3 年(地球)=視点を変えて天体の動きと地球の関係を説明できる ② 教科書のストーリーを読み解く 指導要領を踏まえ、いま手元にある教科書が「その章をどのような流れで理解させようとしているか」という著者の意図を考えます。 STEP 2 :評価の設計と時間配分 ゴールを決めたら、次は「どこで、何を、どう評価するか」を逆算して 1 章分の時間を割り振ります。 ① 「三観点」の評価ポイントを決める 「知識・技能」 :グラフ作成、顕微鏡の操作、小テストなど 「思考・判断・表現」 :実験の考察、分類前の仮説設定など 「主体的に学習に取り組む態度」 :調べ学習のレポート、班での話し合い活動など ② 単元全体のタイムライン(時間配分)を決める メリハリを意識して全体のコマ数を算出します。 例:「ここは探究的にやりたいから【仮説 1 コマ・実験 1 コマ・まとめ 1 コマ】使おう」「ここは実験が難しいから、説明でしっかり 1 コマ使おう」➡ 合計 14 時間 + レポート作成 1 時間 + 小テスト 1 時間 = 計 16 時間 STEP 3 :各時間の「課題設定」と「プリント作成」 ここで初めて、日々の 1 時間ごとの具体的な中身に落とし込みます。 ① 問い(課題)と目標の明確化 生徒が「おや?」と疑問を持ったり、思わず友達と話...

【研修共有】これからの学校、これからの「私たち」【こんな研修してきたよ】

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  先日、同じ立場の役職の大きな研修会があり、そのまとめです。 ある種、自己啓発的な内容が多いのですが、誰が聞いても通じるものがあると思うので掲載します。 何百人といる中で、座先にポツンと一人、隣の人と強制的に会話をしないといけない状況に追い込まれ、コミュ障の私にとって苦痛でしたが、頑張りました(笑) ~子どもたちが自分で判断する時代に、私たちが大切にしたいこと~ 1. まず、私たち自身を大切にすることから始めよう 「教員の自己肯定感がなければ、生徒の自己肯定感があるわけがない」 日々の忙しさの中で、つい自分のことは後回しになっていませんか? 子どもたちを輝かせるための第一歩は、私たち教師自身が「ここで頑張れている」「同僚に認められている」と自己肯定感を持てることです。お互いを認め合い、支え合える職員室を、まずは一緒に作っていきましょう。 2. いま、学校と教師に求められていること ① 学校教育目標を「授業」につなぐ スマホを誰もが持ち、自分で判断することが求められる時代です。だからこそ、学校の教育目標を正しく理解し、現状を客観的に分析した上で、日々の「教育課程(カリキュラム)」、そして「日々の授業」へとつなぎましょう。私たちはやっぱり、「授業で勝負できるプロ」でありたいものです。 ② 教師の「 4 つの新しい姿」を意識する これからの教師は、単に「教える」だけ存在ではありません。目の前の子どもや場面に応じて、次の 4 つの役割を意識的に使い分けてみませんか? ・インストラクター(教える・伝える) ・ファシリテーター(子どもの考えを引き出す) ・メンター(寄り添い、背中を押す) ・ジェネレーター(子どもと共に、新しいワクワクを動かす) 3. 明日からの実践のための 3 つのキーワード 多忙な毎日ですが、次の 3 つの視点を日常の意識に少しだけ取り入れてみましょう。 キーワード①:「 CA (ふり返りと改善)」を大切にする PDCA 計画( P )や実行( D )だけで終わらせず、「チェック( C :ふり返り)」と「アクション( A :改善)」を大切に。やりっぱなしにしない日常の小さな工夫が、よりよい学びに繋がります。 キーワード②: 3 つの「観る」で視野を広げる 目の前のことだけに追われそ...

【研修レポ】全国のすげー先生が集まる理科研修で、僕の「授業観」が激しく揺さぶられた【おら、わくわくしたぞw】

 6月6日(土)、最高に熱くて、脳がちぎれるほど刺激的なオンライン研修に参加してきました。 主催は、 TSC(Tokyo Science Create)東京創造理科同人 さん(アサリ会との共同開催)。 全国からガチで理科教育に向き合っている先生方が集まる場所なのですが……。 結論から言うと、「やっぱり理科って、めちゃくちゃ面白い!!」と、一人で興奮してしまうほどのレベルの高さでした。 【 脳が震えた、全国の先生方の「実践」】 今回、10名の先生方の発表を聞かせていただいたのですが、どれも「明日からの授業を変える」ヒントの塊でした。 生徒の「知りたい」をあえて止めない 、突き抜けた探究活動の実践 単なる暗記で終わらせない、「知識を活用する概念形成」への深い洞察 独自アプリの開発やCanvaの活用 など、ICTを完全に手なずけている授業 「地域の伝説」や「湧水」を教材にして、足元から科学を立ち上げるアプローチ そして、個人の点ではなく、 チームや地域全体で理科の質を底上げしよう という仕組みづくり これだけのエネルギーを浴びると、「じゃあ、自分は生徒に何を渡せているだろう?」と、自分のこれまでの授業を激しく振り返らざるを得ませんでした。 【僕が発表した「地域を飛び越えるオンライン授業」】 そんな猛者たちの中で、恐れ多くも私も発表の時間をいただきました。 テーマは「地域を飛び越えた生徒の興味関心を高めるオンライン授業」です。 昨年度実践した、 オンラインで生徒同士を繋いだ「土の色」の研究 中国地方の「冬の天気の違い」をリアルタイムで比べる授業 についてお話ししました。 用意したパワーポイントは、見せるのが少し気恥ずかしいくらい雑なものだったのですが(笑)、僕がどうしても伝えたかったのは一つだけ。 「オンラインで他地域のリアルと繋がった瞬間、生徒の目の色が変わる。知識の深まりも、興味関心のメーターも、教室に閉じこもっていた時の比じゃない」 ということです。 質疑応答では、天気の学習について非常に鋭いご指摘をいただきました。僕自身がこの実践をさらに深めることは(立場の変化などで)一旦区切りがつきますが、「このバトンを、次の誰かに引き継いでいけたら、日本の理科教育はもっと面白くなるはずだ」と、確信に変わる瞬間でもありました。 【 これから僕がやっていきたいこと】 今回の...

【もう5月ですよ】学習コンテンツを大幅更新!全単元完成に向けた新プロジェクトも始動【まあぼちぼちと】

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本日は、各学年の理科コンテンツを一挙に更新しました! 【今回の更新内容】 中1 生物: 全単元が完成!   https://kantscience2.webnode.jp/%ef%bc%91%e5%b9%b4%e7%90%86%e7%a7%91/ 中2 化学: 1・2章のまとめが完成 中2 生物: 1・2章が完成 https://kantscience2.webnode.jp/%ef%bc%92%e5%b9%b4%e7%90%86%e7%a7%91/ 中3 生物: 1・3章が完成 https://kantscience2.webnode.jp/%ef%bc%93%e5%b9%b4%e7%90%86%e7%a7%91/ この1ヶ月、自分なりにかなり集中して形にすることができました。 さらに新しい試みとして、 NotebookLMを活用した解説動画 の制作に初挑戦しました。 [1年理科:第0章 色々な生物とその共通点]  のページで公開しています。内容がより分かりやすく整理されているかと思いますので、ぜひ感想を聞かせてください。 制作のコツを掴んだので、今後は単元がまとまったら即ペースで作成していく予定です。 「8月中に全単元完成」を目標に、着々と準備を進めていきます!

【後進を育てる難しさ】ベクトルをそろえ、強みを生かす【おまえも「継子」にならないか?】

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*この内容は、基本を書いたものにgeminieで添削して整理しました。   皆台様、こんにちは。推しのライブ参戦確定に沸き立ちつつ、チケット代捻出のために「過去の推しグッズや漫画を売るべきか……」と、血を吐くような思いで断捨離を検討中のkan-tです。小遣い制の現実は、鬼との戦いより過酷かもしれません。 さて、授業の現場を離れて約1ヶ月。客観的に教室を眺める時間が増え、改めて確信しています。 「やっぱり、授業って最高に面白い!」  特に理科の実験や観察で、生徒たちの目がキラキラ輝く瞬間。「これだよ、これ!」と、心の中でガッツポーズを決める毎日です。 ○「授業の人」としてのエンディング、そしてアーカイブへ 今の役職が決まった時、多くの方から「授業ができなくなってもいいんですか?」と声をかけていただきました。これは私にとって、最高の手向け言葉でした。 「あぁ、自分は『授業の人』として認められていたんだな」と。 実は5年ほど前から、自分のキャリアの終着点を意識していました。 「残りの3年で、自分の授業のエンディングを飾る。そのために、最高の授業を出し切る」 そう決めて走り抜けてきました。このサイトを立ち上げたのも、自分が積み上げてきたものをアーカイブ化し、良いものを誰かに引き継いでほしいという「遺言」のような意味合いがあったりします。 ○私が「胡蝶しのぶ」に自分を重ねる理由 『鬼滅の刃』の推しキャラは甘露寺蜜璃(家族全員一致!)なのですが、自分自身の生き方は、不思議と 胡蝶しのぶ に重なる部分があると感じています。 「おまえも継子(つぐこ)にならないか?」 そんな風に後進へ想いを託す中で、私としのぶには4つの共通点があると思うのです。 しのぶの要素 kan-tの共通点 体格や力に恵まれない 教育学部主流の業界で、理学部出身という異端児。教育学の理論ではなく、圧倒的な「理科の知識量」と「導入のインパクト」だけで勝負してきた自負。 自分の最後を悟っている 現場で教壇に立てる残り時間を計算し、限られた時間で「誰に何を託すか」を常に考えてきた。 珠世と組む柔軟性 自分のやり方に固執せず、ICTの利点や国の方針など、生徒のためなら「古き良き自分の型」を捨ててでも新しいものを取り入れる。 継子への厳しさ 「この人ならできる」と見込んだ後進には、生徒の安全や学びのために、あえて厳しい助...

【NotebookLMによれば】2年物質は原子・分子が先か実験が先か?【学習指導要領によると】

  2年生物質(化学分野)は、ここ最近私は原子・分子からスタートしていたのですが、学習指導要領的には、明確なねらいがあるようです。  本誌が採用している啓林館の教科書では「炭酸水素ナトリウムの熱分解」の実験からスタートし、その後、原子、分子論に入ります。  もちろん、学習指導要領には狙いがあって、NotebookLMに学習指導要領理科解説と、学習と評価の参考資料を読み込ませて、以下の回答が出ました。 質問: 第2学年物質(化学)分野で、先に原子や分子を教え、簡単な分子の化学式などを理解してから実験をして考察をするのと、炭酸水素ナトリウムや水の分解実験などの実験などを先にしてから、原子や分子について教えるのはどっちが生徒にとってよりよい展開になる? 回答: 学習指導要領および解説の記述に基づくと、 「実験(分解など)を先に行い、その結果を説明する手段として原子・分子を教える」展開の方が、生徒の探究の過程を重視する観点から望ましい と言えます。 その理由は、主に以下の3点に整理されます。 1. 「問題を見いだす」探究の過程を重視するため 学習指導要領では、自然の事物・現象から 問題を見いだし、解決していく探究の過程 を重視しています,。 実験を先にする利点: 炭酸水素ナトリウムや水の分解実験を先に行うことで、「なぜ元の物質とは性質の違う物質ができたのか?」という疑問(問題)が生まれます,。 原子・分子の導入: その「なぜ?」を解決するための目に見えない微視的なモデルとして原子や分子を導入することで、生徒にとってそれらの概念が「現象を説明するための必然的な道具」となり、深い理解につながります,。 2. 第2学年で重視される「分析・解釈」の力に対応するため 中学校3年間の中で、第2学年は特に**「解決する方法を立案し、その結果を分析して解釈する」**過程に重点を置いています,。 実験結果を「原子・分子のモデル」と関連付けて考察させることは、まさに「結果を分析して解釈し、表現する」活動そのものです,。 先に答え(化学式など)を教えてから実験を行うと、実験が単なる「確認作業」になってしまい、生徒が自ら考えて規則性を見いだす思考の場が失われる恐れがあります。 3. 学習指導要領が示す標準的な指導順序 学習指導要領解説(第1分野)の「物質の...

【もうかなり前ですが】理科を教えたかったんです【自分が新採のころ】

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 今年は授業を担当する機会がなく、チャイムが鳴っても廊下での生徒指導や職員室での対応がメインの毎日です。それでも、ふとした瞬間に「あ、この単元、こう教えたら面白いかも!」というアイデアが次から次へと湧いてきます(笑)。 このホームページを立ち上げたのも、私のそんなアイデアが、全国の理科の先生方のちょっとしたヒントになればと思ったのがきっかけでした。 「アクセスしてよかった」と思ってもらえるよう、今年中には全単元の整理を完了させるのが目標です!(……と、毎年言っている気もしますが、今年こそは!) 失敗だらけだった「1年目」の記憶 ふと思い返せば、新採用として初めて生徒の前に立った日のことは、今でも鮮明に覚えています。 当時は1年生3クラスと3年生2クラスを担当。少しエネルギッシュで「やんちゃ」な生徒が多い学校だったこともあり、毎日は試行錯誤の連続でした。 ・1年生の授業では、実物の種を見せたり、裸子植物の仕組みを自分自身が必死に勉強し直したり……(時には間違えて教えてしまい、後から訂正して回ったこともありました)。 ・3年生の授業では、ガスバーナーの使い方の指導が甘く、先輩の先生から厳しく指導を受けたことも。 当時は必死でしたが、あの時の「厳しさ」が間違いなく今の自分の基礎を作っています。 「教科書を」教えるのではなく「教科書で」教える 1年目は、とにかくわけもわからないまま過ぎ去っていきました。 前日の夜に「明日どうしよう……」とバタバタ準備し、先輩には「わからない」の一言が言えない。授業中も余裕がなさすぎて、机間指導で生徒のノートを満足に見て回ることもできない……。 そんな悔しさでいっぱいだった私を救ってくれたのは、同じ市の理科の先生方のネットワークでした。 愚痴を聞いてもらったり、斬新なアイデアを教わったり。多くの成功例・失敗例に触れる中で、今の私の指針となる大切なことを学びました。 ・ 「教科書を」教えるのではなく、「教科書で」教える。 ・「この実験の目的(本質)は何か」を常に突き詰める。 ・導入の5分が勝負。長い説明は生徒を飽きさせるだけ。 今、頑張っている先生方へ 今、私は直接授業をすることはできませんが、その分、現場で奮闘している先生方に何かをお返ししたい。そんな思いが今の活動の原動力になっています。 まずは今週中に、各学校で進められるであろう授...