投稿

12月, 2024の投稿を表示しています

生徒に伝えた中学生だったころ

 先日、進路に向けて話をしたときに、以下のような内容を生徒に伝えました。記録として残しておきます。  私は中学生の時、漫画やアニメにはまっており、お小遣いのほとんどをそのアニメのプラモデルを買うか、グッズの購入、または当時好きだった音楽のために、楽器の購入のために使っていました。そのため、将来は「声優」または、「ミュージシャン」になることを夢見ていました。親は「まあがんばれ」と言いつつも、「高校から専門的にできるところはないから、まずは進学をしなさい」と夢と現実の両方の視点で話をしてくれていたのを覚えています。  そんな環境の中、オープンスクールなどでいろいろな高等学校などを見学しました。どの学校も魅力的で、どうしようか悩んでいたところ、3つのことが頭をよぎりました。  1、3年間毎日通うなら、どうすごしたいのだろう  高等学校に進学して、3年間過ごすのであれば、自分はどう過ごしたいのだろうと考えました。専門性のある学校(商業や工業、農業など)で過ごすのは魅力はあるけど、はたして自分の好きなことなのだろうか。それよりも、自分の好きな理科の授業がたくさんある毎日だったら3年間通っても面白いだろうなと思うようになりました。  2、夢への本気度はどのくらいなのだろうか  「声優」または、「ミュージシャン」になることは夢ではあるけど、自分の中の本気度はどれくらいなのだろうか。少なくとも、本気で向き合っていたら、もっと楽器の練習をしていたり、どうしたら声優になれるのか調べたりしているのではないか。そうすると、もっと違う夢を考えてもよいのではないかなと思うようになりました。  3、両親の「できなかった」という一言  私の父は戦後すぐに生まれていたこともあり、中学校卒業後は親元を離れ大阪に出ていき、定時制の高等学校に通いながら勉強と仕事の両立をしていたことを聞かされました。母も高校卒業後は、親元から離れた大学への進学が決まっていたにも関わらず、最終的には家庭の事情で進学ができず、就職をしたことを聞きました。二人とも私が進学について相談すると「自分たちが思うようにできなかったから、あなたには「できなかった」と言われないようにしてほしいと思っている。」という話をしてくれました。この話を聞いて、「自分が今与えられた環境...